4つの基本的な挨拶とは
宴会の挨拶には、「開宴の挨拶」「最初の挨拶」「乾杯の音頭」「締めの挨拶」という具合に、大雑把に4つの挨拶があります。
それぞれの挨拶は宴会をスムーズに進行していく上で欠かせないものでありますので、幹事に選ばれた人は誰が、どのようなタイミングでこれらの挨拶を行っていくのかを理解し、挨拶をする方に対して、失礼のないように前もってきちんと依頼をしておく必要があります。
挨拶を頼まれた人は、やはり予め挨拶の内容を準備しておくと、無用な長話にならずに済みます。
メモに一言書いておくのも手です。
最初の挨拶
まず「開宴の挨拶」ですが、これは司会者が宴会の始まりを告げる挨拶となります。
幹事がそのまま司会者を務めることもありますし、司会進行の上手な人がいれば、その人に司会を頼むのも良いでしょう。
ここでは長い挨拶はNGで、手短に済ませ、次の「最初の挨拶」にバトンを渡すようにします。
最初の挨拶をするのは、会社ではあればその席にいる一番役職の高い方に頼みます。
社長さんが来ているのであれば、社長さんに頼むのが良いでしょう。
最初の挨拶もやはり短い挨拶が理想的ですが、偉い方に対して注文を付けるのは少し難しいかもしれません。
長くなりそうな気配があれば、予め「5分程度お願いします」というように依頼しおくのも手です。
もし時間が長くなってしまい、ビールの泡が消えてしまいそうになったとしても、立場上これは仕方がないと割り切るしかありませんね。
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絞めの挨拶とその他のポイント
「乾杯の音頭」については、そのままの流れで最初の挨拶を頼んだ方にしてもらっても良いでしょう。
その場合改めて別の人に頼む必要がなくなります。
あるいは逆に若くて、元気の良い人に頼むというのも場の雰囲気を変えて楽しいかもしれません。
この後は、食事やお酒を楽しみながら、様々な余興を交えて盛り上げていきます。
そして、宴会終了の時間になったら、「締めの挨拶」をしてもらいます。
締めの挨拶は、その席の中で2番目に役職の高い人に頼みます。
ところで、同じ役職の人が複数いた場合はどうしたら良いのでしょうか。
そのような場合は、年齢の高い人に頼むのが無難でしょう。
最後に、挨拶を頼んだ方には、お礼の一言を忘れないようにしましょう。
進行のことが頭に一杯になると、ついつい忘れがちです。
ただ、改めてお礼を言うほどではなく、司会を進めていく中でそれぞれの挨拶が終わったときに「ご挨拶をありがとうございました」と言えば良いででしょう。